株式会社GVPマネージメント
Staff Interview
目指すのは「受容と共感のプロフェッショナル!」
前管理者 井原 智文
社外での呼び名...いはりん
誕生日...5月3日
-前は何をしてました?
父親が印刷会社の仕事をしていたので、印刷会社やインクの会社で働きながら、新聞配達をしていていたんですが、勤め先がなくなり、これからを考えていた時に「福祉」を知り、やりはじめたのが30代後半。もう10年以上になります。
前職の福祉は、混合型の高級老人ホームで、介護の必要な方もおられました。ひとりで30人を担当する夜勤もあり、自分がシフトを組むようになると、どうしても穴埋めの為に自分が現場に入るようになり休めなくなっていました。三連夜勤もザラでした。日中もなんやかんやと雑用したり・・・。
今は天国ですよ。本当に!(笑)
今の事務所では、台風の時など大変な時でも「困っている人」や「目的にフォーカス」して、自然と互いに「行ってあげるわ〜」と支えあって働いてくれるメンバーに囲まれています。最低限の人間らしい生活ができるだけで感謝な僕にとってみれば、勿体ないくらい恵まれた社風です(笑)
-休みの日はなにしてますか?
結婚を機に、大好きなテレビゲームを捨てました(笑)
今は、家族と山登りに行ったり、健康増進の為にジムに行ったりしてます。
結婚についてですが、この会社に来て「最低限の生活を続けてきた悪習慣」が抜けないことで弊害も出てきたんです。今までは現場で、ある意味下っ端で自分のことと、自分が会社に貢献できてるかだけを考えればよかったのに、だんだんとチームメイトへの影響力や模範となること、チームがうまく機能するには自分の実力や人としての器(うつわ)、考え方そのものを広げないと無理だと思わされるような問題が連発しました。こうした問題を通して、「失敗してもいいこと」、「それを認めること」、「大きく構えて受け止めること」、「チームリーダーのあり方」、「リスクのある決断をすること」、「解決するまで直視し続けること」など基本的なことからダメだしを受けました。半端ないストレスでした(笑)
結果、社長の出した結論は、「福祉をやるには結婚して器を広げないといけない」ってことでした。
前職では介護人材への待遇の低さで、結婚を機に退職するのがパターンだったのに、ここでは結婚して人間的に大きくならないと働かせてもらえない的な指導なのが本当にすごい所です。
しかも、いろんなご紹介が与えられて婚活させてもらいました。釣書を書いたり、デートプランを考えたり、女性への接し方、配慮等ありとあらゆることが初めての経験でしんどかったです(笑)だけど本当によかったです。糧となっています。
-支援に関する信念をもてた出来事
さっき少し話した、いろいろな問題のひとつなんですが、あるサービスで、誰が行ってもNGになってしまうケースがありました。利用者様なりのやり場のない思いや時には理不尽な感情をあらわにするので、支援者が精神的に続かなかったんです。僕は前職からただ現場を回すだけという悪習慣を引きづっていたので、自分もどんどんその支援をいろんな意味で背負うようになり疲れてきました。
決して利用者さまが嫌いなんじゃないですよ。ただ、過ごす時間の長さとこころの苦しみを隣で受け止めつづけること自体がしんどくなるような支援だったんです。
でもあるとき、その人なりの「考え」「背景」を理解できた時に、信頼関係をきずくことができ、相手の胸襟が開いた気がしました。行動や発信に配慮を感じれるようになりました。相手も心のある人間なので、言葉の背景にある「共感して欲しい」「わかって欲しい」「不安」などを知り、「相手の気持ちを考える」「向き合う」ことの大切さが身にしみました。またそういった行動によって多くの関係改善や困難ケースの解決に繋がる経験をしました。
色々と考え、正直悩んだりもしましたが今では自分の土台になっています。
-井原さんの強み、好きなこと
PCは苦手ですが、人が好きなんで、一人ひとりの良い所が引き出されて、イキイキと働けるような環境作りが出来る様に動きたいです。仕事や家庭での悩み事なども一緒に考えて、働き方、働きやすい職場作りを実現したいです。スタッフの現場でのしんどさや、ちょっとした気持ちの受け皿になりたいと持っているので、話を聞いたり、同意と共感を大切にしています。
また地域に求められていることを意識し、社会の変化に対応しながら、成長させていきたいので、色々な「人」「もの」「機会」に触れるよう、可能性のアンテナを張っていたいと思っています。
-今後のビジョン
今ひかりケアステーションは、利用者様に「また来て欲しい!もっと支援に入って欲しい!」と言われるような素晴らしい支援者の方々に恵まれています。そんな支援者の方々をしっかりサポートし、後方支援するスタッフやサービス提供責任者が効率的、効果的に仕事が出来るような体制をどんどん作っていきます。そして、もっと地域に出ていきたい。地域に貢献できる、地域に必要とされる事業所になりたいです。
健常に生まれてきた者には分からない、当事者さんの気持ちがあります。
例えば、自分の手を動かせない方であってもやっぱり意思や想いや願いや欲求がある。それでも自己決定・自己選択できることを示していきたい。
その人が直接できなくても、支援者がその代わりになったり、補助することで、自立し「いきいき」過ごしている人たちがいることを地域の人たちに知ってもらいたいです。その一助になれる仕事(ライフワーク)のすばらしさ、ありがたさを中心に、共感の輪が広がること。障がいへの理解が広がること。
働きたい人が増え、誰もが住みやすい地域になること。
これをみんなで目指し続けたいです。
-大切にしていること
フタッフは「人材」ではなく、「人財」、つまり「財産」だと思っています。どんな人でも必ずその人にあった役割、「輝ける場所」があるはずです。たとえ支援の枠組みでなかったり、法令にそぐわなくても関わりあう事で新しい可能性は広がると信じています。そう考えると、福祉への取り組みは一緒に寄り添って誰かの役に立つ、やりがいのある仕事ですし、すでにこの会社は社内で福祉をやっていると思います。
あと、僕はいつも突拍子もない、現実的ではない発案が出て周囲を驚かせているみたいですが、僕なりにいつも大真面目に可能性と明るい未来を探っています(笑)